消化器疾患 | 胃・腸切開(異物、腫瘍など)、腸切除・吻合(異物、重積、腫瘍など)、胃捻転整復・固定、胆嚢切除、肝葉部分切除など |
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泌尿器疾患 | 膀胱切開(結石、腫瘍など)、尿道切開、会陰尿道造瘻など |
生殖器疾患 | 去勢・避妊手術、陰睾(潜在精巣)、帝王切開、子宮蓄膿症、精巣腫瘍、卵巣腫瘍切除など |
ヘルニア疾患 | 会陰ヘルニア整復、鼠径ヘルニア整復、臍ヘルニア整復など |
口腔内疾患 | 歯石除去、抜歯、軟口蓋過長切除、口蓋裂整復、唾液腺摘出、口腔内腫瘍切除など |
眼科 | フラップ(瞬膜、眼瞼など)、チェリーアイ整復、眼瞼腫瘤切除、眼内義眼挿入、眼球摘出など |
腫瘍外科 | 皮膚・皮下腫瘍(乳腺腫瘍、肥満細胞腫、軟部組織肉腫など)腹腔内腫瘍(精巣、卵巣、胃、腸、脾臓など) |
その他 | 大腿骨頭切除(大腿骨頭壊死症、股関節脱臼など)各種生検、各種チューブ設置、歯切り(ウサギの過長症)など |
※当院で実施していない開胸手術(肺、心臓疾患)、脳神経外科、整形外科などは専門病院や二次診療施設などをご紹介させて頂いています。
犬、猫ともにストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)、シュウ酸カルシウム結石などが多くみられます。尿路感染、食餌、飲水量、ホルモン疾患、遺伝的要因などが関与しています。
慢性的な出血や痛み(頻尿)がみられ、小さな結石が尿道に詰まると尿が出なくなり急性腎不全により命にかかわる事もあります。
ストルバイト結石は感染のコントロールや療法食などで溶解することができますが、シュウ酸カルシウムは溶解することができないため外科的な摘出が必要です。
6~7歳以上の中高齢の未避妊の雌に多く見られます。
多飲多尿、食欲の低下などの症状がみられます。進行すると大量の細菌の毒素が全身に広がり、敗血症、多臓器不全となり死に至ります。
中高齢の未去勢のオスに発生しやすい病気です。肛門まわり(会陰部)にある筋肉が萎縮することで、その隙間から直腸、膀胱、前立腺などの腹腔内臓器が脱出し、肛門の横が腫れてきます。また脱出する臓器により様々な症状がみられるようになります。
中高齢の未避妊のメスに発生しやすい病気です。腫瘤の大きさは様々で、進行し自壊や転移するまではほぼ無症状です。また悪性、良性の診断には術後の病理検査が必要です。
そのため早期に外科的切除を実施します。また生後1~2歳までの避妊手術は、乳腺腫瘍の発生率を大きく下げることができます。
高齢の犬でみられる事が多い腫瘍です。腹囲膨満、食欲不振、体重減少など非特異的な症状がみられる事もありますが、末期になるまでほとんど症状を伴わない事が多く、どうしても発見が遅れてしまいます。そのため中高齢で元気な子で、健康診断や他の疾患のための超音波検査などで偶然発見されることもあります。
「脾臓腫瘍の3分の2が悪性腫瘍」といわれるほど悪性の割合が高く、早期の外科的摘出が望まれます。
1歳未満の小型犬の子犬に発生しやすい病気です。明確な原因は分かっていませんが、大腿骨頭への血流減少により、股関節に重度の痛みを伴います。そのため徐々に患肢を使わなくなり、筋肉の萎縮がみられます。